ユニクロの股引(ももひき)をはく ヒートテック
ユニクロの股引を買った。
ヒートテックなので、薄いけどもの凄く暖かい。
仕事場はコンクリートなので深々と冷える。
男はパンティストッキングというものをはかないから、冬用のズボンをはいても、すーすーして冬は結構寒い。
その意味で、ぴっちりと肌に密着する股引の暖かさは格別だ。
製品名は「ロングタイツ」となっているが、わしら世代にはやはり股引と言ったほうがしっくりくる。
今の若い世代には、股引をはく習慣なんてあるのだろうか。
80年代後半から90年代にかけて、ワイシャツの下にシャツを着ないファッションが流行った。
ワイシャツ一枚を羽織ることが粋とされ、銀行という堅い職場だったが、結構、シャツを着ていない同僚上司が増えた。
女子行員からは、下着の線がワイシャツから透けていると「ダサイ」という評価を受けたものだ。
しかし、薄いワイシャツの下から男の乳首や胸毛腹毛が透ける姿は非常にいただけなかった。
下着は体温調節や体臭加齢臭軽減という大きな機能を担っている。
男の下着着用は、エチケットだろう。
シャツでさえ、このような扱いだったのだから股引などもってのほかだ。
シャツ肯定派の私でさえ、今回のタイツを買うまで、股引は一枚も持っていなかった。
それはお洒落云々の前に、もう着る習慣そのものがなくなっていたからだ。
しかし、今回買ってみて非常に良かった。
下半身が暖かいと全身がぽかぽかし、身体にもいい気がする。
部屋全体を暖める必要もなく、頭寒足熱で仕事の集中力も上がる。
地球温暖化防止、省エネルギーの意味でも流行らせるべきだ。
効果はわかっていても、カッコ悪いという意識が強いのかヒートテックのシャツが無くなるスピードに比べて股引系は遅かった。
すでにしているのかもしれないが、人気俳優などを投入し、もっと普及に広めるべきだろう。
ただ、彼女とのデートの時にはお勧め出来ないが……。