忍者式隠遁生活

日々のあれこれ

日経平均一時8000円割れ

 本日の日経平均は、一時8000円を割り込んだ。午前の終値はなんとかぎりぎり8000円台を保った。損失は500万円を越えたが、まぁ、これは今、全部の株を売っぱらったら生じるものであって、数年持っていればなんとかなるだろう。前回は、その期間を3-4年と書いたが、もう少しかかるかもしれない。

 前回の時と、明らかに不況の深刻さが違う、というのは書いた通りだ。特に自動車の落ち込みは、全世界的かつ壊滅的だ。昨年には、我が世の春を謳歌していた自動車産業が、ここまで深刻な事態に陥ると、誰が予想しただろうか。世界経済を牽引する産業も国も見あたらない。成長が期待されていたインド、中国にも不況や政治不安の暗雲が立ちこめている。過去のようなBRICSの成長神話は、もう誰も信じていないだろう。

 しかし、人というのは学ばないものだ。バブルの時にあれだけ苦しんだのに、また同じ過ちを犯した。アメリカの住宅産業がバブルだというのは、ここ数年、ずっと言われ続けていたことだ。誰もがそれがバブルだということを知っていた。ただ、それがどう言う形でいつ破裂するか、それがわからなかった。素人はともかく、経済の専門家でもそれを想像することも防ぐことも出来なかった。不思議なものだ。

 麻生君は、「日本にはバブル崩壊の後、蘇ったノウハウがある」というようなことを言っていたが失笑ものだ。「失われた10年」でもわかるように、ただ銀行をくっつけて、後は産業界の回復をただ待っていただけである。いかにも、日本独自のノウハウがあるような話は、お笑いである。ちなみに不良債権バルクセールや不動産を資産としてではなく利回りで評価する手法などは、そのほとんどが欧米から取り入れたものだ。外資に買い叩かれた記憶も、麻生君にはもうないんだろうな。(というより、最初から知らないか……)

 人は学ばない。全ては、そこから始めないといけない。