忍者式隠遁生活

日々のあれこれ

胸の上に猫がいますよ

 朝方、ドアが開いていたので同居人の寝室をのぞいた。

 普段は、足下で寝ている猫がいない。

 部屋のドアを閉めようかと思ってふっと奥を見て驚いた。

 6キロ以上ある猫、ポンが同居人の胸の上で香箱を組んでいる。

 さらに驚いたことには、胸に猫をのせたまま同居人はすこやかな寝息を立ている。


 私は、そっと扉を閉めて呟いた。


 「悪い夢をみませんように」